022618 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

Apple Bear

Apple Bear

コイン5話 本当の気持ち

「え!?何?きこえなかった!もっかい!」

【いやだ。恥だ。リミターは…昔の…恋人の…名字だけどな】

「え~!?上官って恋人いたの?ブ男なのに?」
【うるさい!そーゆーお前だってブスだろ!】
「はぁ?私人に綺麗はいわれてもブサイクはいわれた事ないし!」
【それはあきらかに社交辞令だろ。リンサみたく性格悪い奴が美人な訳ないもんな。美人は優雅でおしとやかで優しいって相場がきまってるんだよ。俺リンサみたら笑っちゃうかも】
「その言葉そっくりそのままアンタに返す!こ~んな性格ひんまがってるやつが美形だったら世の中おかしいわ。しかも偉そうだけどアンタ何才よ!言葉づかいは大人ぶってるけど声とか幼いじゃない!まさか私より年下とかじゃないでしょ~ねっ!?」
【…確かに美形じゃないけどさ…。それに年令は企業秘密。それくらい学べよ。とゆか何才にしろ俺リンサより位高いんだぜ。敬語つかってくんない?下士官。】

ぐっ…マジムカつく。
あたしが位たかくなったらさんざんいじめてやるからね~!

【早くしたまえ。下士官殿?】

「…しっ失礼いたしました~上官殿!」
【了解。】
言った後センがくすくす笑うのが電話ごしに聞こえた。
(絶対いつかひざまずかせてやるわよ!みてろよ、クソ上官)
とか思ったリンサだった。


【…さてとっ。本題にはいるか。リンサ、クロニクル0型ならあと三日ほどでつくはずだ。到着したらまずアテライトハウスに向かって手続きをすませる。そんでその後一人で『星月の広場』に向かってそこで俺とそのアテライトくんのダミーと合流。リンサは『巨大一本杉』の下にダミーと行ってそこにアテライトくんを呼び出す。アテライトくんをそこに待たせダミーと『スィーミクル』あ知ってるよな?アテライトの宿舎だ】
「そんくらい知ってるわよ!バカにすんなっ!」
【わかったわかった。でっ、そこに行ってダミーを預けて、そしたら俺に連絡な。連絡うけたら一本杉まで行くから俺はそこでアテライトに会う。リンサもダミー預けたらこっちに向かえよ。そんで話し終わったら俺が不思議な技を使ってアテライトとダミーをいれかえる。それでいいか?質問は?】
「不思議な技って…アンタ」
【上官殿…だろ?】
「…上官殿!何ですかーその不思議な技。」
【え?いわなかったっけ?俺シャプライズなの!】

「ええーっ!」

【っるせい。】
「だって!法律的にそれバレたら…ウソでしょ?」
【あいにく俺は科学者達のモルモットになる気はねーの。つか黙れよ。バレたらほんとキツイし!】

上官が…シャプライズなんて…。

おうおうそこの君!わからんかい?
んじゃ、説明しよう。シャプライズとはこの世界では神に値する一万年に一人いるかいないかの不思議な技『リプス』を使える救世主とされた人物。
シャプライズには証がある。顔のどこかに△の不思議なマークがついているのだ。十万年前くらいの大昔、シャプライズ1代目として生まれたハール・ペターにそれこそこの世界は救われた。
星月の広場にはハールの像もたてられている。

【ハールだけは尊敬してるよ。あの人は他の奴の為に自分自身を犠牲にしたんだ。普通、やんないよな、そーゆーのってさ。】

「ねぇ、シャプライズって他にもいたのよね?」

【もちろんいたぜ。でも他の奴らは皆自分の事しか考えなかった。3代目のハルペ・ミルラーソなんか能力を金の為に使い、姿を消した。まだ生きてるかもな。なんたってシャプライズは不死身なんだ。たくさんの金に囲まれて裕福な生活をしているんだろーな。】

「そっか…上官はどうしたいの?さっき科学者のモルモットにはなりたくないっていったわよね?」

【ああ。俺はまだ力が弱いんだ。くやしいけどっ…こんな力じゃ誰も救えないっ!誰も助ける事が出来ないんだよっ!】

「…さがすの?」

【え?】

「昔のシャプライズ達。不死身だって言ったじゃない?その人達に聞くんでしょ、シャプライズの力について。」

【何でわかるんだよ!?本当はあんまやりたくないんだ。今はもう普通の生活をしてる人もいる。…けどこのまま終わりたくない。たとえその結果死んでも、好きな奴だけは…守りたいじゃん?】

「上官…もしかして…」

【俺はまだ子供だよ。年令は…言えないけどな。電波つかまったらやばいし…で、悪いけど…アテライトに会ったら俺はここをやめて旅にでる。リンサ今までありがとな。死ぬかもしれないけど…そしたらまた次のシャプライズまてばいーじゃん?それにアテライト達もいるし。リンサ、この事は秘密にしといてくれるか?】


「いーわよ…わかりました、上官殿。」


ぷちっ。

私が言ったら通信は切れた。
「何コレ…すぐに本部に連絡しないと…上官には悪いけど…」
そう言ってリンサが通信機をつなごうとした

ーその時。

「どーゆー事だよ、リンサッ!!」
後ろには進が立っていた。
「あんた…何で…」
「あいつ…泉の番号忘れてさ…リンサに聞こうと思ってきたんだよ。今の会話全部聞いた。本部に連絡?あの人を裏切るつもりかよ!?さいってーだな、リンサ。見損なったよ。」
「…これを報告しただけで私の位はいくつあがると思う?3番目に偉い機官支部の大佐になれるの。一番低い下士官からよ?私はどうしてもコインを集めなくちゃいけないの。大佐になったらコイン集めがどれだけやりやすくなると思ってんの?大丈夫。うまく大佐になったら上官…少佐の彼は偉い奴らに命令とかして施設には入れないようにしてもらうわ。ちょっとだけ薬かがされたりするだけよ。私の両親を失った苦しみに比べれば楽なもんだわ。私はコインを全部集めたら両親を生きかえすの。シャプライズの一人、7代目ねパルシーに殺されたのよ、私の両親は。パルシーもあいつ、センみたいに皆を救いたがってたけど、力が暴走して暴れた。一つの大きな町が壊滅した。その時に両親は死んだの。その時私はスカウトにいってたから助かったけどね。」

「…リンサ…?今のアンタ、顔が変だ。」

「え?」

「すっげー恐い顔してるよ。俺、リンサと居たくないっ!恐ェよッ!」


ズキッ。


胸が痛い。

おかしいのかな、私。
今までも恐がられた事はあった。

シャプライズを憎みすぎてたくさんの人を裏切った。

私には母さんと父さん以外皆他人なのに…何でよ!

「近寄るな!気持ち悪い!」




ズキッ。




進はそう言うと走って自分の部屋に向かった。


「気持ち悪い?私が?わからないわからないわからないわからないぃぃぃ!」

おかしくなってた。
あいつの一言で。どうせすぐに別れる仲でしょう。


何で何で何でぇ!


その時進は涙を流して部屋にいた。


今のはリンサじゃない。


化けものだ。


他人なんかどうでもいい鬼だ。

素直に恐ろしかった。


その時。


プルルルル。
電話がなった。
俺はテレフォンルームに急いだ。

「もしもし!?」

誰かに助けて欲しくて出た。
でもその声を聞いた瞬間なつかしくてうれしくて泣きそうになった。

「あ!進!?私よ、泉 李枯!!」
「泉っ!?久しぶり!元気だった!?あ!何でこの番号。」
「進と話した後にすっっごい綺麗でもう女優以上の美人の子が紙くれてさ。そこに、<ススム 123495 >って書いてあって。変だと思ったんだけどやっぱ気になって」

「え?」


終了!
何か複雑な展開になった!
この後の展開がスゴイんです!さあさ6話を見てください(宣伝?)
ついでに感想かいてね♪




© Rakuten Group, Inc.
X